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好きなこと占って勝手な解釈。 自由できままな易日記。
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今日、ビル・ゲイツがマイクロソフトを引退して、今後は自己で設立した慈善事業の活動に精力を傾けるというニュースを聞きました。ビル・ゲイツと言えば、長者番付世界第三位の資産家です。その資産家が自己の財産を惜しむことなく慈善事業に費やし、ワクチンの開発や、発展途上国への教育援助の為に使うなんて、なかなかやるではないですか。「全ての家庭のコンピュータがマイクロソフトのソフトウェア上で動く」というビル・ゲイツの若き夢は、今やほぼ達成されています。このコンピュータももちろんMS Vista。お世話になっています。

さて、そんなニュースを聞いて、以前聞いた「ビル・ゲイツの性格」という卦を引っ張り出して来ました。過去の卦を再び検証するのもまた易の楽しさであります。

地文:地水師
人文: 火風鼎(かふうてい)
天文: 地沢臨

本卦:地雷復 主こう:沢水困
之卦:山沢損 主こう:地風升

かなり頭のキレる人ですね。常に新しいアイデアの構想を練って、実際に形にするためにはとことん努力する。困難もきっちりと夢実現のための肥やしに出来る人ですね。それで、更に素敵なのが「山沢損」。「ボランティア」の卦です。これを聞いたのはかれこれ2年も前になりますが、その時は、「へえ、この人、お金持ちの坊ちゃんに生まれて、人生お金に苦労したことがないのに、ちゃんとボランティア精神を持っているんだあ」ととても感心しました。その頃から慈善事業もやっていたようですが、今日、こうやってニュースを聞くと、この卦が益々生き生きと感じられます。之卦は未来の卦ですから、今後はこのボランティア精神が彼の生きるエネルギーとなっていくのでしょうね。かなり力のある、素晴らしいことを実現してくれると思います。

多分歴史に残る偉人になるかもしれませんね。

今後の活動に注目したいです。
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いやあ、最後の更新から3ヶ月近くも立ってしまいました。さすが「きままな・・・」ですね。まあ、ほとんど読んでいる方もいないだろうなあ、と思いながらも時々ちらっと気になっていたので、今日は最近立てた気になる卦をご披露しましょう。

この5月にサンフランシスコで「同性間結婚」が合法化されました。アメリカでは他にマサチューセッツが2004年からこれを認めています。州単位の法律なので、合衆国全体の法律では明記されていません。この問題は道徳、宗教等の観点からいろいろと議論沸騰していますが、とりあえず、ここサンフランシスコは古くからゲイのメッカ、そう言えばもうすぐ一大イベントの「ゲイ・パレード」が開催されます。アメリカ全土からゲイ・レズビアンのカップル達がそれはもう超ド級のファッションいでたちで街を練り歩きます。英語では「Gay Pride」。自分達がゲイであることに誇りと威厳を持って世界に同性愛をアピールしています。

そんな折、それでは易の神様は同性間結婚についてどう思っているのだろうか・・・という疑問が易仲間の一人から沸き起こり、私もその件について易を立ててみました。

地文 山雷頤
人文 水山蹇
天文 地沢臨

天地 地雷復

本卦 雷天大荘 主爻 水山蹇 
之卦 火天大有 主爻 沢山咸

神様にとって同性愛も生き方のひとつの形である、ということのようです。神の領域では良いも悪いもないのでしょうね。お互いに惹かれあい、求め合っている人間同士、社会からの抑圧や心の葛藤を乗り越えて、なお、燃え盛る愛の炎、その恋愛の形はある意味、究極の愛の形であると言っています。ただ、人間は神の意識にはまだまだ程遠く、ヘテロな人間達にとって自然の摂理に反する同性愛を認めることが非常に難しいようです。そのため、同性愛者達は自分の選んだ人生を大変苦しい茨の道として歩き続けて行くことになります。

個人的には自分の好きな人が同性愛者であったら、かなりショックで、失意のどん底に落ちそうですが、易神様からの視点で見れば、同性愛は大きな犠牲の上に成り立つ究極の恋愛の形であるのならば、同性間結婚の合法化を心から祝福したい気持ちになりますね。

いや、しかし、易は面白い・・・。
XJapanというロックバンドの存在を最近知りました。もう10年も前に解散した幻のバンドだったようで、10年ぶりの復活ライブがつい先日3日間に渡って東京ドームで開催されました。今はネットがあるので、昔のステージも見れるし、XJapanがどんな歴史を歩んで来たかもおおよそ分かるし、凄い時代ですね。ずっとネットで追いかけているうちにすっかりXファンになりました。ひとりひとりが才能あることももちろんだけど、ファンを大切にするところ、メンバーの結束が固いところ、そして何より10年前に亡くなったメンバーを今も尚、こよなく愛し大切に思っているところ、そんな「愛」を感じるところに共鳴しました。そんなXの復活ライブをネットで見ていてふと思ったこと。亡くなったhideの今の思いはどんなんだろう?うう~ん、私という人間はあくまでも「あちらの世界」のことが気になるタイプなんですね^^;)。生きている人間より死んでしまった人に思いを馳せることが多い・・・。今回のライブはhideの追悼10周年という意味合いも強いと思うので、あちらの世界から参加したhideの今の気持ちを易で聞いてみました。

復活コンサートを終えてhideの今の思いは?

地文 風火家人
人文 火地晋
天文 為沢

天地 沢火革

本卦 
坤為地 主こう 沢風大過
之卦 地山謙 主こう 沢地萃

XJapanというグループが家族の深い繋がりで結ばれていること、hideという存在はその中でひときわ光を放つグループのマスコット的存在であったことが分かります。今回の復活ライブの背景は巷では金銭面のこととかも言われていますが、純粋に時を経て、再び過去のXJapanのリユニオンが果たされたのだと思います。見ていて気持ちのよいわけですね、こんなにしっかり深い絆で結ばれているんだから。

それでhideの今の心境は・・・、その部分を見て、私の頭に浮かんだのは、映画「ゴースト」のシーン。恋人に自分の死の真実を知らせようとして必死にいろいろ試すけれど、体の実態がないゴーストになってしまって、どうにもうまく伝わらない、そんな「もどかしさ」。ライブではスクリーンにhideの演奏が映し出されたり、ホログラムでステージに立ち、まるで本当にそこに居て一緒に演奏しているかのように演出されています。でも、坤為地(こんいち)は全陰の卦で、まるでゆらゆらと陽炎のような実態のないイメージです。きっとhideはその場に居て、自分のホログラムの中にすーっと魂を入れて実際にギターに生身の体で触れたかったのではないかな・・・。そんな切ない思いに駆られました。でも之卦を見ると、地山謙に沢地萃。沢地萃は群集を表す卦で、何万人ものファンの中で、今もhideの思い出が生きていることを表しているようです。そして之卦では全陰の坤為地から陽がひとつ入った地山謙に変わっているという意味は、hideの存在がXの要であり、Xを結束させる原動力であることを語っているようです。

亡くなって10年、hideの魂はもうかなり上の方に行っているみたいで、なんかお坊さんみたいな静けさが漂っています。この世に生きる友をきっとこれからも精神的な支柱として上から見守っていてくれるのでしょう。

XJapan、今後の活躍もますます気になる存在です。
今、チベットの暴動で大変厳しい状況にあるダライラマ法王ですが、どんな状況にあってもそのポジティブで存在そのものが癒しである法王に心の底から敬意の念を覚えます。数年前に3日間のレクチャーに参加したことがあるのですが、ダライラマ法王がステージに姿を現しただけでその場のエネルギーがさっと変わるのがわかりました。3千人を超える会場が静まり返り、そのエネルギーの中で喜びと至福を共有した素晴らしい時間でした。

チベットの解放のためにささやかですが、自分に出来ることをしていきたいです。それはチベット人のため、ダライラマのためというよりは、この世界に一番大切なものが何か、自分にとって一番大切な守りたいものは何か、という自己への問いかけでもあります。平和か対立か、孤立か融合か、共存か、自己防衛か、何を自分が選択するのか、今、世の中に起こっている様々なネガティブな状況は自分がどう変われるか、ということの大いなる学びだと思っています。

易は中国から発祥しました。こんな素晴らしい思想、哲学を生み出した国ですから、きっと陰極まった後に陽となる明るい未来がやってくることを祈り信じたいと思います。人類にはまだまだ学びが必要のようです。

さて、以下は以前聞いたダライラマ14世の性格です。

地文 坤為地
人文 地沢臨
天文 沢雷随

天地 沢地萃

本卦 
水地比 主こう 
雷地豫
之卦 為沢 主こう 為沢

水地比も雷地
為沢も全て「楽しさ、喜び」を表す卦です。ダライラマの性格を一言で現すと「無類の楽天家」。どんな状況下でも常に人間の本質は「善」であると捉え、チベットの人々に慈悲の心で耐えることを教えています。このダライラマの特異稀な存在がこの世界を大きく変えることを願ってやみません。


最後に、ダライラマをサポートする署名運動のリンクを貼っておきます。
http://www.avaaz.org/en/tibet_end_the_violence/9.php?cl=6361776
ババジとはインドの言葉で目上の男性に対しての尊敬語として使われていますが、スピリチュアルな世界で「ババジ」と言えばまずはこの「あるヨギの自叙伝」に登場する幻のヨギ「ババジ」のことを指しています。ヨガナンダの先生の先生のそのまた先生。ババジは年齢1800歳、肉体の年齢は16歳のままで、ヒマラヤの山奥に棲むと言われ、その弟子のもとに教えが必要な時に変幻自在に現れ、ヨギとしての道を伝授する幻のヨギです。本の中でこの1800歳のババジはとてもリアルに語られ、まるで荒唐無稽なファンタジーのようなその存在がインドという摩訶不思議な国ならもしかしたら本当にありえるのかも・・・と思わせます。ヨガナンダを師と仰ぐ人達の中には瞑想で直接ババジから教えを受ける人もいるらしい。実際そんな人に会ったことがありますが。

さて、このババジ、実在の人物なのか?敬愛するヨガナンダを疑うわけではないけれど、やはり???の謎です。それと、こんな質問にも易は答えをくれるのか?それで随分前に聞いてみたのが以下の卦です。

ババジの性格を教えてください。

地文 坤為地
人文 天山遯
天文 風地観

天地 風地観

本卦 
雷山少過 主こう 
天山遯
之卦 水天需 主こう 坤為地

う~ん、ちっとも読めない。易を始めてまだ日も浅いこともあり、この卦面にお手上げでした。でもこの卦の中にババジの性格が秘されている、と思うとどうしても知りたい。そんな思いで、必殺最後の手段、私に易を伝授してくれた易の師匠(ここではドラゴン氏としておきましょう)に聞いてみました。

ドラゴン氏はヨガナンダもババジもまったく知らないのですが、彼曰く、「う~ん、なんかふわふわと漂っているような不思議な人ですね。この世をはかなんで山奥に隠れちゃってるみたいな・・・。お坊さんみたいだけど、もっと積極的になれば世の中に素晴らしい貢献が出来るのにね」とのこと。それを聞いて、正直ヤバイ・・・、と思いました^^;)。だってババジは実在する・・・と。エネルギーの世界でほんとにババジは存在するのです。いや、驚きました。なるほどな~。今この卦を見返して、ババジのエネルギーとはかくもこの世の枠を通り抜けた異空間に存在するのだな、と味わい直しています。その精妙なるエネルギーにアクセス出来る人のみが直接ババジの教えを受けることが出来るのでしょう。ううん・・・、計り知れないこの世の不思議ですね。

不思議なことはもうひとつ。本の中で描かれているババジの肖像画がこの易の師匠にそっくりで・・・。絶対親戚でしょう!と思わせるのです。このドラゴン氏とのご縁で易の世界に繋がったのですから、世の中ほんとにスピリチュアル・ワンダーランドですね。

さて、ババジの存在を語るこの日記、前回ブログにアップしようとしたら消えちゃった。やはりババジは世に出ることを良しとしないのだろうか・・・、と思い、書くのをやめようかなと思ったのですが、易で聞いたら自分の心の限界を乗り越えることが出来た時に書けるということだったので、再度挑戦。

というわけで、発信!うまくいくかな!?
易のお勉強に人の性格を聞くのは面白い。家族や友人の性格はある程度自分の中でインプットされているので、それが易の卦になるとどういうふうに表現されるか、というのはよいお勉強になる。自分のことを聞くのはなかなか怖いけれど、易はなかなか厳しく辛らつに自分の姿を映し出してくれるので、これがまた客観的に自己分析をするにはとてもよい資料となる。そしてやはり興味深いのは歴史上の偉人や有名人。世間で知られている顔と実際の性格は同じなの?というところをぜひ知りたい。

それで以前聞いてみたのは、私の座右の書「あるヨギの自叙伝」の著者パラマハンサ・ヨガナンダの性格。知る人ぞ知るインドのグル。ヨガを探求し、後年アメリカに渡り、ロサンゼルスを拠点にアメリカにヨガを広めた。私はヨガも瞑想もほとんどやらないけれど、このヨガナンダにはなぜか深いご縁を感じるのだ。多分インドは今生では絶対に行かない場所だけど、ヨガナンダはいつも私の心の中にいる。その大好きなヨガナンダの性格、恐れながらも聞いてみました。

地文 地雷復
人文 沢水困
天文 沢火革

天地 沢雷随

本卦 
地火明夷 主こう  火地晋
之卦 地天泰 主こう  火地晋

わが愛するヨガナンダはまさに想像した通りの尊敬すべき師でした。幼い頃からヨガ(心と体の修行を通して宇宙意識(神)と一体となる道)を求め、ひたすらく真理を追究した求道者としての姿が現されているようです。まだ少年の頃に真のヨギ(ヨガを実行する人)であるグルを求めて家出をするのですが、そのラジカルなまでに真理を追い求める青春時代は実はヨガナンダにとって真っ暗闇から一筋の光を求める魂の旅だったのですね。裕福な家に生まれて何一つ不自由のない暮らしの中でこの世の闇をひたすら光を求めながら歩いていたヨガナンダの人生が仏陀の人生と重なります。
地火明夷(ちかめいい)は闇を表す卦、火地晋(かちしん)は光を表す卦。自分の中に闇を持っていたからこそ光を求めたのではないでしょうか。その闇が強ければ強いほど求める光も強力なのでしょう。そして之卦の地天泰と火地晋。天と地、陰と陽、闇と光、光明の中で全てのバランスが取れた後年のヨガナンダだったのでしょう。ヨガナンダは1952年にマハサマディに入り、自ら肉体を脱ぎ宇宙へと還って行きました。ヨガナンダの肉体は死後20日を経っても腐敗しなかったと語り継がれています。この世で生きながらさとりを開いた人だからこその偉業でした。

大好きな人が思ったとおりの性格だった、というのはかなりうれしいもんです^^)。そして何より素晴らしいのはこの卦を通してヨガナンダが教えてくれたこと。「地火明夷=暗闇を恐れるなかれ」。人はこの世に生まれてくる時に真っ暗な産道を通って光の中に出て来ます。でも目の中に光は飛び込んで来ても、この世にはあらゆる心の葛藤が待っています。その葛藤が生み出す闇の世界を否定するのではなく、その闇の中にこそ光を求める真理がある。そんなことを考えさせてくれるヨガナンダの卦でした。

次回は幻のグル、ババジの性格。これまた凄い・・・。
以前からずっとその言葉を聞く度に話題になる度に気になっていた、「アセンション」。精神世界の表現では「次元上昇」と訳されているようです。2012年に人類に起こるアセンションとは、一体なんだろう。巷で言われているように人類が「気づいた人」と「気づけなかった人」が真っ二つに別れて、一方は5次元へ、もう一方は他の星に飛ばされるなんていうSF染みたことが本当に起こるんでしょうか?それで聞いてみました。

2012年に起こると言われている「アセンション」は本当に起こるのでしょうか。

地文 沢地萃
人文 雷風恒
天文 山沢損
 
本卦 火地晋 主こう  兌為沢
之卦 火雷噬嗑 主こう  沢地萃

どうもアセンションというのは実際にありそうな気配です。アセンションは人類や地球の集合意識で起こると言われていますが、沢地萃はまさに大勢の人の集合した様子を表す卦、雷風恒は太陽や月のように宇宙の恒久的な運行を表し、山沢損は人の為に自分を犠牲にするボランティア精神を表します。巷で言われているアセンションへの条件によく符合する卦が並びました。人類が自分の存在を集合意識として、また宇宙全体のひとつとして見る事が出来るようになった時、そして人や周りの環境の為に自我を捨てて奉仕出来る時、人類はほんとに次元上昇と呼べるアセンションを体験するようです。火地晋は大地に太陽が昇り、前に進むという卦ですから、まさに次なる次元に進むのですね。しかし火雷噬嗑& 沢地萃を見ると、世間で騒がれている話の中には根拠のないものも多いようで、実際に起こることは目に見えてドラスティックにこの世界が変わるというよりは人類の精神性が今よりももっと高くなるというようなことではないかと思います。アセンションへのキーワードは「ストレス・フリー」だそうですので、兌為沢(だいたく)という喜びの卦が表すように、ほんとに自分の好きなことやりたいことを思う存分楽しくやることが大切のようです。

えっ、マジでアセンションはあるんだあ・・・、とあまり真剣に考えていなかった私はちょっと焦りました^^;)。ともかく愛と平和とボランティア精神を持ち、自分に与えられたギフトを活かし、人生楽しく生きるのがアセンションへの道。

いいなあ。人生ますます面白くなってきた^^)。
私が写真家の星野道夫さんを知ったのは不思議な夢を二晩続けて見たことがきっかけでした。最初の夢で「熊がね、勇気をくれるの」というメッセージで目が覚め、そして次の日の夢で「私が熊に襲われたら、私は自分を食べ物として差し出すわ」というメッセージで目が覚めました。はて、一体二晩も続けて不思議な夢を見たものだけど、何か意味ありげなメッセージだな、と気になり、当時開いていた自分のホームページの掲示板で夢のことを問いかけてみました。そして、その問いかけに答えてくれた方が、星野道夫さんという名前を教えてくれました。その夢のメッセージから彼の存在を思い出す、ということでした。星野さんはドキュメンタリー映画「地球交響曲第三番」に出演される直前の平成8年8月8日にロシアのカムチャッカに熊を撮影中に熊に襲われて亡くなりました。熊を愛して自然を愛して写真を撮り続けていた星野さんの最期でした。尾崎豊の死の直前の思いを聞いて、その後に、ああ、あの時の星野さんの気持ちは一体どんなだったのだろう、と彼の死についても易に尋ねてみることにしました。

星野道夫さんの死の直前の心境を教えてください。

地文 山水蒙
人文 風雷益
天文 離為火

天地 
火水未済
 
本卦 地天泰 主こう 火山旅
之卦 不変

事故の原因は初歩的なミスによるものかもしれません。星野さんは熊の格好の餌食になってしまったようです。しかし熊に襲われるという暴力的なまでの死の瞬間、人はこんなにも静かに心安らかにいられるものでしょうか。地天泰は天と地がまさに調和した平和を現す卦です。主こうの火山旅が死とはかくも孤独な一人旅であることを物語っているかのようですが、死の直前の星野さんの心の中は死への孤独と共に安らぎに包まれていたようです。

私が夢の中でもらったメッセージと星野さんの死がどう関係があるのか、それはまったく未知の世界ですが、私にとってこの卦を得たことで、星野さんが最後の最後まで熊を愛し、自然の一部となることを悟っていたように思えてなりません。

天国の星野さんの静かなる愛と勇気に心からの敬意と尊敬を込めて。

「ガイア3番」の最後に流れるメッセージ。

「霊性を語ることを恐れるなかれ」。
先日、新車のビートルで大好きな山へ向かう途中で思い出した卦があります。そもそもこのカワイイ車が我が家にやって来たいきさつが凄い。私にとって易の勉強になる大変貴重な体験でした。車を盗まれた家人にとっては人生最悪の経験だったのかもしれないが・・・。そうです。家人の愛車が盗難にあったのですが、そのシチュエーションが凄い。一人でキャンプに出かけ、一晩過ごした後に駐車場に戻ったら車が見当たらず。カリフォルニア州が管轄するステート・パークのキャンプサイトの駐車場で車が盗難に遭うとは、いやあ、油断大敵です。しかし、離れ小島のようなあんな場所で鍵の掛かった車をどうやって運んで行ったのか?どうもレッカー車を使ったプロの仕業のようでしたが。

希少な価値ある愛車だっただけに意気消沈したかわいそうな家人のために占ってみたのが次の卦。

車は見つかるでしょうか?

地文 
雷火豊
人文 天地否
天文 水沢節

天地 
水火既済
 
本卦 火水未済 主こう 沢雷随
之卦 山風蠱 主こう 水火既済

この卦を見て、ああ、こりゃ大変だあ!と人事ながら?思いました。火水未済は「未だ成らず」。沢雷随がくっついているので、泥棒は必要な部品だけ抜き取って持って行ったようです。だから車は完全な形では戻ってこない。それで之卦の「山風蠱」。これが曲者。山風蠱(さんぷうこ)は64卦の中でもかなりいや~な雰囲気をかもし出す卦で、山の下に押し込められた風が何処へも行けずに廻りのものを腐らせるというような腐敗を現す卦でもあります。「蠱」という文字はお皿の上に虫が三匹乗っている文字で、お皿の上の腐った食べ物を虫が食い荒らしている様子です。私のまぶたの裏にはぼろぼろになった車の姿が霞んで見えるようでした・・・。

さて、その結果・・・。
この卦を出した2日後に車は見つかり、警察の処理場に置かれてある車を見に行った家人。そのあまりの無残な姿に声も無く帰って来ました。エンジンからダッシュボードから座席からタイヤからほとんど使えるものは全て剥ぎ取られて、(ドアさえなかった)残ったのは車の床と外枠だけ。その姿はまるで「山風蠱」そのもの。いやあ、これが「山風蠱」か!とデジカメの写真を見せられた時には、易の卦を生で見る思いで、感動のあまり鳥肌さえ立ったほどでした^^;)。

しかしこの「山風蠱」、決してマイナスな面ばかりではなく、「破壊と再生」の卦でもあります。腐敗しきった政治が新たに再生されるにはこの「山風蠱」程の破壊が必要とも易の書では説かれています。真新しい何かが始まる為の一番ドラスティックで最終的なサイクルでもあるのかもしれませんね。

新車ビートルくんはそれはもう色も形もファンシーでとても可愛いのです。寒い冬でもシートが温まり、運転席の横には一輪のバラも挿せ、小さいながらも収納力抜群。

あの「山風蠱」があったからこそ、我が家に新たな風が吹いたわけで。易のお勉強と共に人生の妙を得た貴重な体験でした。
私は小さい時からずっと死に対して怖いというよりも純粋に一体死とはどんなものだろう?という好奇心の強い子でした。なにしろ周りには死から生還したという人は一人もなく、死がどんなものかまったくベールの向こうに包まれたままなのが、益々子供心に興味をそそった訳です。「もしかしたら死がこの世に存在する一番のアドベンチャーかも?」そう思い続けていました。そして母親も父親もこの目で看取った今でも同じ思いを持ち続けています。この世とあの世の境目で人はどんな思いを持ち、そしてこの世の舞台を去って行くのだろう、と。

昨年秋に父が亡くなり、死が身近に感じられたからか、ある人の死について思いを巡らしました。尾崎豊。私のとても好きなアーティストです。私は生前の尾崎豊を知らず、亡くなって大分経ってからその歌を聴いてファンになりました。彼の心と体と魂を振り絞ったような自分の生を切り刻みながら発するような純粋な心の叫びに共鳴しました。ああ、彼はどんな気持ちで死んでいったんだろう、ふとそのことがとても知りたくなりました。きっと父の死が私を生の向こう側の世界に引き寄せたのでしょうか。それで立てたのが次の易です。

尾崎豊の死の直前の心境を教えてください。

地文 沢山咸
人文 沢雷随
天文 天雷无妄

天地 
天山遯
 
本卦 風火家人 主こう 兌為沢
之卦 水火既済 主こう 雷沢帰妹

これ見た瞬間、あっ、よかった・・・と思いました。少なくとも彼の中では悲しみに打ちひしがれた非業の死ではなかった。ドラッグやアルコールの取りすぎだったということが言われていますが、確かに死の瞬間も意識はふわふわと夢の中にあったのではないかと思います。風火家人の
兌為沢(だいたく)で、なんだか天国の家族が迎えて来てくれて、嬉しい甘えたような卦が出ました。後でネットで知ったことによると、彼の死の1年ほど前に愛する母親が亡くなっているということなので、天国のお母さんが迎えに来てくれたのかな、と思います。お母さんの腕に抱かれて安らかな思いに包まれていたのでしょうか。 水火既済は「完成」という意味がありますから、彼の死はある意味、今生での生を全うしての昇天だったのかもしれません。でもちょっと早すぎますね。本人もそんな気持ちが心をかすめたことでしょう。

あれだけの表現をしたアーティストなので、その死後更に彼はカリスマとして人の心を掴み続けています。そういう意味ではあの死をも含めて尾崎豊という存在がこの世に今も光を放っているのでしょう。

こういうことを易で聞いても真相は決してわからないです。でも自分の心に何か光を落とすものがあるとしたら、それは易のメッセージでもあるのでしょうね。やっぱり今でも死は私にとって人生最大のアドベンチャーです。
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